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ねじの歴史 3

モズレーの弟子のジョセフ・ウィットウォースが提案した「ウィット・ウォースねじ」は1882年及び、1885年にイギリスの規格(BS規格)として正式に採用されます。このねじの、ねじ山の角度は55°で切削で作るねじですから、頭形状は六角(四角)等でドライバーが入る溝(リセス)はスリ割り(マイナス溝)加工されていたようです。

1864年、アメリカの機械技師ウィリアム・セラースは、ウィット・ウォースねじを改良した新しいねじの形式「セラースねじ」をフランクリン学会に発表しました。1868年にアメリカ規格として正式に採用され「USねじ」と改称されました。

フランスでは1799年に法律によってメートル法を採用し、1894年に、直径(外径)とピッチをミリメートルの単純数で定めた「SFねじ」が制定されました。このねじは、1898年にフランス、スイス及びドイツの代表がチューリッヒで会合して定めた「SIねじ」となり、国際性を持つようになりました。
1940年、ISA(万国規格統一協会)は、チェコスロバキア、デンマーク、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、スイス、ソ連、フィンランド及びスウェーデンの同意を得て、メートルねじの全系列を整理し、「ISAメートルねじ」を制定しました。

その後、軍需品のねじの互換性を図る目的で、1943年以来、アメリカ、イギリス及びカナダの3カ国間で共通の規格を持つための協議が進められてましたが、1945年にようやく結論を得て、1948年に「ユニファイねじ」に関する協定に調印しました。
後の軍需品だけでなく一般用のねじとしても利用されるようになりました。


モズレーが開発したねじ切り旋盤は、ウイット・ウォースが改良を加え各地で生産され、1857年に日本にも納入されました。 徳川幕府もこの機械を導入し、ねじ、ナットの生産を開始しています。
軍需用の目的に導入されていたようです。。明治維新後もこの機械は軍工廠に移り活躍しました。
1949年6月1日に工業標準化法が交付され、JIS(日本工業規格)が制定されます。この日に因んで、1975年から6月1日を「ねじの日」として制定されました。


1947年に設立されたISO(国際標準化機構)は国際的に互換性のあるネジ系列の確立を目指して、数あるTC(専門委員会)の第1号としてISO/TC1(ねじ)を設置しました。
1957年にリスボンで開かれたISO/TC1の第4回の本会議において、「ISAメートルねじ」に準拠する「ISOメートルねじ」と、アメリカ、イギリス及びカナダが推奨する「ユニファイねじ」を、「ISOインチねじ」として採用する事を決議しました。両者は寸法的には異なりますが、ねじ山の形状は共通のものが摘要されてます。
また日本でも1965年に改正されたJIS規格で一般に用いるネジとしてはISOメートルネジ、航空機その他特に必要な場合にユニファイネジを用いることと定められました。

ねじ規格M



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★ボルト・ナット・ネジ  勝木のボルト ★

*全ネジボルト(総ネジボルト)・植え込みボルト・六角ボルト・六角穴付きボルト
*アイボルト(でんでんボルト)・U字ボルト・六角ナット・六角穴付き止めネジ
*ピン・テーパーピン・ステム(弁棒)・プラグ・ワッシャー
*JIS,ASTM規格材ボルト・ナットの製造
*ハステロイ・インコネル・モネル・ニッケル等の難削材からのボルト製造
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*一般市販品ボルト・ナット・小ネジの販売


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若狭悲恋物語

昨日、書いた話の中の「ねじを開発するために犠牲になった若狭」はポルトガル人と結婚して、その後どうなったか?がとても気になったので、またネットで調べて見ました。ネットはいろんな情報が拾えるので、いいですね^^

若狭についてはほとんど史料が残っていないようですが、種子島では「わかさ伝説」として有名のようです。
島内には「わかさ公園」もあり、そこには若狭の墓と日ポ親交碑,日ポ修好碑も建てられているようです。

若狭公園
http://www.city.nishinoomote.kagoshima.jp/kanko_org/tatara/tatara.htm
http://www3.pref.kagoshima.jp/kankou/areadb/ar_db.php?kscd=462136010






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ねじの歴史 2

ねじの歴史」と言う事で、いろいろなサイトを検索してた中に、下記のようなクイズがありました。


1)日本人が初めて見たネジは何に使用されていたでしょうか。

a. 初めて輸入した初期の旋盤のおやネジに使用されていた。
b. 献上された時計のふたを止めるために使用されていた。
c. 種子島の火縄で銃身の後ろを止めるために使用されていた。


これは昨日書いたので、3番が正解ですね。


2)どうやって、それと同じようにボルトにネジを切ったのでしょうか。

a. ひもとやすりで削った
b. 元のボルトを使用して転造した
c. ろう形にして鋳造した


これは、借りてる本から言えば1番が正解でしょうね。

そちらのサイトでの答えは(サイトどこか忘れました・・・)

では、そのボルトのネジをどのようにして切ったのでしょうか?(ネジの利点は分解・組立が出来る事により保全や部品の交換が容易に出来る)それは、棒に墨を付けた糸を螺旋状に巻いて外し、その墨の後をやすりで削りました。しかし、ピッチを一定にするのが難しいのです。その後、ピッチを一定にするために糸をある角度で延ばして置き、その上に棒を転がして糸を巻いていったのです。

なるほど、墨を付けた糸をらせん状に巻くとは、なかなか考えたものです。
しかし、こういったやり方では、いつも同じ規格で作成するのは難しかったでしょうね。


ところで、余談なのですが、種子島の領主にねじの模作を命じられた八板金兵衛にまつわる秘話がありました。

ねじの模作に難航していた金兵衛はその技術をポルトガル人に尋ねたのですが、金兵衛の娘、若狭(わかさ・17歳)が自分の嫁になるならば教えようと交換条件を出したのです。
若狭は、金兵衛にとって国産鉄砲の完成は島主の命令でもあり、そして金兵衛の悲願でもある事を知っていました。
父の仕事完遂と、遠い国へ嫁がなければならないという不安の板ばさみで迷い苦しんだ挙句、若狭は意を決してポルトガル人の妻となったのです。


記録に残っている日本人と西洋人の結婚はこれが最初だそうです。
日本のねじの発展には、1人の女性の犠牲があったのですね。

http://www5.synapse.ne.jp/sakaiya/Info/Tane1.html#T02 参照


さて、話は西洋に戻りますが、向こうでも木製ののねじ切り旋盤を使用しており、試行錯誤の連続であったようで。
ダ・ヴィンチのスケッチの中には、ねじ切りの旋盤があったそうです。
2本の親ねじ、スライドレスト、換えの歯車まであり、近代的な構想のものだったようです。

ダ・ヴィンチのネジ切り旋盤のスケッチ


  ↑
ダ・ヴィンチのねじ切り旋盤のスケッチ



またフランスの数学者ジャック・ベッソンも独特のねじ切り旋盤の絵を残しています。

ベッソンの残したねじ切り旋盤の絵


 ↑
ベッソンの残したねじ切り旋盤の絵



しかし、それらは構想としては素晴らしいものでしたが、木製のものだったため満足のいく金属製のネジは作れなかったのではと言われてます。


1803年にイギリスのヘンリー・モズレーが全金属製のねじ切り旋盤を製作しました。

モーズレーの旋盤


  ↑
モズレーの旋盤

それまでは、ボルトナットは使わない時は、必ずねじ込んでおくか合印をつけておく必要がありました。
ボルトナットをバラバラにしておいたのでは、ねじ込み可能な相手を見つけるのが不可能で互換性のないものであったからです。
しかし、モズレーが精密ねじの機械加工を可能にしたおかげで、別々に作ったボルトナットのどれを組み合わせてもねじ込みが可能になり、いわゆるねじの互換性が期待できるようになりました。

1770年代にイギリスに産業革命が興り、鋼板を締結する、ねじとナットは 驚異的な需要になっていきます。
これらのねじ類ははじめのうちは個々の機械メーカーが自製してましたが、やがて専門のメーカがまとめて製作するようになりました。

モズレーの弟子のジョセフ・ウィットウォースは、多くのメーカーが客先から発注される、勝手気ままなピッチ、山形、外径などで作っていたねじを調査し、1841年に「ウィット・ウォースねじ」として標準化します。この標準化により、何処のメーカーのねじも同じ規格となって、イギリスの機械の輸出に大きく貢献します。



続く・・・



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ねじの歴史 1

今日は、ねじの歴史など・・・
本、ホームページで読んだものをまとめて見ました。

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ネジの形態をした最初の物は、紀元前250年頃、アルキメデスの揚水ポンプの説が有力です。

揚水ポンプ


揚水ポンプは心棒の上端にあるハンドルをぐるぐる回すと、水を低いところから高いところへ上げることが出来るものだそうです。はじめは灌漑や、船底にたまった水の汲み上げなどに使われてました。
16~17世紀に中国に伝えられ、”竜尾車”と名づけられ、17世紀半ばには日本にも渡ってきました。
佐渡の金山博物館に人形と一緒に展示されている『龍樋』がそうだそうです。


紀元前100年にはオリーブの実をつぶしてオイルを取るために万力(プレス)として、ネジの送りが利用されました。ねじプレスは、葡萄酒作りにも盛んに使われるようになり、古い時代に使われた三角ねじ山の太い木製ねじが地中海の周辺で多数発見されているそうです。
このねじプレスが、グーテンベルクの印刷機(1450年ごろ)に利用されて、活字文明の先駆けとなりました
新聞の事を"The Press"というのは、その名残だそうです。

20061024163459.gif



結束用のものは、ダヴィンチのスケッチにネジ加工の原理が残されているので1,500年当時だったとされています。
これらの締結用ねじは、馬車や荷車に使われ、フランスのルイ11世(1461~1483)は金属製のねじで組み立てた木製のベッドに寝ていたそうです。



スケッチ

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ねじの使われ方

英語でねじ類の事を「Fastener(ファスナー)」と言います。「ファスナー」ってズボンとかジャンパーなどのチャックの事じゃないの?なんで?と思いました。ファスナーは「締め具、留め具」という意味で、ちなみにアメリカではファスナーは「Zipper(ジッパー)」と言います。ズボンのファスナーをイメージすると分かりますが、2つのものを1つにくっつけるものなので、ファスナーなんです。ちなみに、「ビス」はフランス語だそうです。

ねじの使われ方はこの「締め付ける」のが一般的ですが、ねじの様々な使われ方を見てみましょう。

1 締結用ねじ

機械又は構造物の部分と部分、又は本体と部分とを結合するねじで、主として一般用メートルねじが用いられ、小ネジ、六角ボルト、六角ナットなどのねじ部品の形で利用される。

2 配管の結合、もしくは機械と管をつなぐねじ

水道管やガス管をつなぐ時などにねじが利用されている。液漏れを防ぐために管用テーパねじが用いられる。
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ねじという文字

ねじ」をパソコンで打って、変換しようとすると以下のものが出てきます。

ネジ
螺子
螺旋
捩子
捻子


漢字だけでも4つあるのですね。

『大辞泉』によると・・・
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テフロン加工

写真がどのようにアップされるのか試してみました♪


ボルトは金属の冷たい感じがありますが、
青や緑にテフロン加工されたボルトはなんだか可愛らしく感じます。

このブログでは、勝木製作所で作られているネジ類の紹介や、
ネジについてkazukiが学んだ事をアップしていきたいと思います♪

テフロン加工したボルト

テフロン加工



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ようこそ勝木製作所へ♪

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有限会社 勝木製作所はオーダーメイドのボルト屋です。
一本より受注いたします。
火力発電、原子力発電、LNGプラントに使うバルブ用のボルトナット、機械部品や、半導体装置に使う小ネジ、ワッシャーなどを製作しております。
特殊鋼(ニッケル、ハステロイインコネル、チタン等)のボルトナットが得意です。
すべての製品にミルシート(材料試験成績書)を発行できます


取扱い製品は以下の通りです。

*全ネジボルト(総ネジボルト)・植え込みボルト・六角ボルト・六角穴付きボルト
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プロフィール

katsukiss

Author:katsukiss
有限会社勝木製作所と申します。
オーダーメイドのボルト屋です。火力発電、原子力発電、LNGプラントに使うバルブ用のボルト、ナット製作をはじめ、機械部品や、半導体装置に使う小ネジ、ワッシャーなども製作しております。特殊鋼(ニッケル、ハステロイ、インコネル、チタン材質等)のボルト、ナット製作が得意です。すべての製品にミルシート(材料試験成績書)を発行できます。

御用命、お問い合わせは下記のホームページまで
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