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引張試験について

こんにちは~モモです。

今回は、自社でやっている実験みたいで楽しそうな、
試験のことを書いてみようと思います。
自社の装置で行った試験の画像付き!です。

弊社はいろいろな試験や検査をやっていますが、
その中のひとつに『引っ張り試験』があります。

『引っ張り試験』とは、引っ張り試験機に
金属材料(テストピースと言う!)を掛けて
引っ張り、どのくらいの力で破断したか、
また、何ミリ伸びたかなどをテストする試験です。

(1)まず、金属を専用の引っ張り試験機に装着し、
少しずつ引っ張っていきます。
引張1

(2)引っ張っていくと、中央の金属の真ん中のところが
幾分細くなっていきます。
引張2

   ・・・さらに引っ張っていくと・・・

(3)大きな音とともに、金属がバツンと切れてしまいました。
引張3

(4)引っ張られて破断した金属です。
引張4

   ・・・ちょっと小さいですが断ち切れた断面、ご覧いただけますかね?


硬い金属が引っ張られて、だんだん延びて行くのを
初めて見たときは、とっても不思議な感じがしました☆
硬いはずの金属が延びるってなんか変な感じがしますよね?
破断するときは、バーンッ!!と大きな音がするんですよ!

こういった試験の話を見たり聞いたりすると、
なんだか自分が思い込んでいた金属のイメージを
覆されたような感じがしてとっても面白いですね。

・・・こんな感じで、ゆる~く更新して行こうと
思いますので、よろしくお願いします!
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材料の規格について☆

こんにちは~桜子です☆

久々更新、ニュースで~す!! 

近いうちに新しい男性が入ってくるようでっすっっっ。

しかも、、、わか~ぃらしいです。 楽しみですね。


あと、もう一人くらい採用すると聞いているので、

若い人を希望します!(桜子の願望)


さて本題、そろそろ真面目なお話をしてみたいと思います。

今回は有限会社勝木製作所で製造しているボルト・ナットの

材質について、お話してみます。


うちは、ホームセンター等で売っている、

単なるステンレスや鉄の、ボルト・ナットを製造しません!!

格好よく言えば、特殊な形状だったり、

特殊な材質を使ったボルト、ナットを製造しています。


ステンレスの材質で例えて言うなら、

“JIS G4303-SUS304”, “JIS G4303-SUS316“とか、

”ASTM A193 GrB8“, ”ASTM A193 GrB8Mclass2“など



の材質で例えて言うなら、

“JIS G4051-S45C“,”JIS G4107-SNB7“、

”ASTM A193 GrB7“,”ASME-A320 GrL7“などなど~


うちは、成分や硬さ・強度などが細かく規定された、

日本、米国の規格に基づいて製造しているんです!

ASTMやASMEは英文の規格なので、

品管さんが(難解文書を作っている時)、

原文を見て「どう訳すんだ?分からない!」と

ブツブツ(笑)言っています。

でも、でも、桜子はこっそり和訳したものを

持っているのを知っています(笑)。 

同じ材質でも、JISとASTM,ASMEで標記が似ているものと、

全然異なるものがあって、覚えるのが大変なんですよぉ!

例えば・・・

 SNB7(JIS規格) = A193 GrB7(ASTM or ASME規格)

 SUS304(JIS規格) = A193 GrB8(ASTM or ASME規格)

 SUS316(JIS規格) = A193 GrB8M(ASTM or ASME規格)


成分の規格値が日米で微妙に違うから、

日本の材料が使えないものもあるとか...


これをまとめるにあたり、品管さんに色々聞きましたが、

聞けば聞く程奥が深いです。

時間が来たのでまたにしま~す♪♪♪
         
プロフィール

katsukiss

Author:katsukiss
有限会社勝木製作所と申します。
オーダーメイドのボルト屋です。火力発電、原子力発電、LNGプラントに使うバルブ用のボルト、ナット製作をはじめ、機械部品や、半導体装置に使う小ネジ、ワッシャーなども製作しております。特殊鋼(ニッケル、ハステロイ、インコネル、チタン材質等)のボルト、ナット製作が得意です。すべての製品にミルシート(材料試験成績書)を発行できます。

御用命、お問い合わせは下記のホームページまで
↓↓↓↓

http://www.katsuki-ss.com/

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