ねじの種類 ~タッピンねじ~
このブログを読まれて、「ねじ」の話ばっかりで
おもしろくな~いと思われる人もいるかもしれません。
でも、しかたありません!
これは、「kazukiのねじ学習日記」なんですから~
と言う事で、今日もねじのお話です。
今日は「タッピンねじ」についての勉強です。
タッピンねじ(tapping screws)とは・・・
機械構造部(一般に薄板)に、きり又は打抜きによる下穴を加工しておき、それにねじ込む事で自らめねじを加工しながら 締め付けを行うねじのこと。 ねじ締結部の工数低減を目的とするほか、おねじ・めねじ間に遊びがないのでゆるみにくいと言う特徴があります。
すりわり付きタッピンねじおよび十字穴付タッピンねじには、小ねじと同様、頭部形状によりなべ、皿、丸皿の種類があります。

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十字穴付きタッピンねじ
なべ1種
六角タッピンねじは、六角形の頭部をもち、頭部の成形上必要なくぼみが頂面にあります。
ねじ先の形状は、C形とF形の2種類が規定されています。
タッピンねじの材料は、鉄線が多く使用されていますが(浸炭焼き入れが必要)ステンレスも使われる箇所が多くあります。
タッピンねじは作業性が高く、組み立て等のコストを低く抑えられますが、締付け時に切り粉が出る、ねじの十字穴等に合ったドライバーを使わないとうまく閉められないと言う欠点があります。
*ひとり言・・・タッピンねじは英語表記すると″Tapping screw"なので、
タッピングねじというのが正しいと思うのですが、
最後を端折っちゃうのが日本語らしい~という感じですね。
ねじ先の種類は、以下の表を参照してくださいませ。おもしろくな~いと思われる人もいるかもしれません。
でも、しかたありません!
これは、「kazukiのねじ学習日記」なんですから~
と言う事で、今日もねじのお話です。
今日は「タッピンねじ」についての勉強です。
タッピンねじ(tapping screws)とは・・・
機械構造部(一般に薄板)に、きり又は打抜きによる下穴を加工しておき、それにねじ込む事で自らめねじを加工しながら 締め付けを行うねじのこと。 ねじ締結部の工数低減を目的とするほか、おねじ・めねじ間に遊びがないのでゆるみにくいと言う特徴があります。
すりわり付きタッピンねじおよび十字穴付タッピンねじには、小ねじと同様、頭部形状によりなべ、皿、丸皿の種類があります。

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十字穴付きタッピンねじ
なべ1種
六角タッピンねじは、六角形の頭部をもち、頭部の成形上必要なくぼみが頂面にあります。
ねじ先の形状は、C形とF形の2種類が規定されています。
タッピンねじの材料は、鉄線が多く使用されていますが(浸炭焼き入れが必要)ステンレスも使われる箇所が多くあります。
タッピンねじは作業性が高く、組み立て等のコストを低く抑えられますが、締付け時に切り粉が出る、ねじの十字穴等に合ったドライバーを使わないとうまく閉められないと言う欠点があります。
*ひとり言・・・タッピンねじは英語表記すると″Tapping screw"なので、
タッピングねじというのが正しいと思うのですが、
最後を端折っちゃうのが日本語らしい~という感じですね。
1種(A型) |
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[特徴] 先端がとがっているタッピンネジです。ネジのピッチが比較的粗い。 ホームセンター等で売っているタッピンネジは、ほとんどこのタイプです。 相手材 の下穴を多少小さくしておいて高いトルクで締めつけます。 先端が尖っているので、相手の穴さぐりに便利です。 [相手材] 板厚が1mm前後の物に適してます。 薄鋼板、ハードボード、木材、石綿など。 | |
2種(B型) |
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[特徴] 先端が平先で2~3山の部分にわたって、 ねじ山が不完全なテーパになっている。 先端がしぼってありそれがねじ込む時のガイドになるので、 作業性が良くなっています。 1種よりねじ山ピッチが細かいが締め付けが容易で、 作業時間が短くて済む特長をもっている。 ネジ先に溝入れ加工をする事により締め込みトルクの 軽減等を行う事も可能です。 B0タイプと呼ぶ。 [相手材] 主に薄鋼板及び厚板(5mm以下)、非金属、樹脂、硬質ゴムに適している。 | |
2種溝つき(B1タイプ) |
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[特徴] 2種タッピンの先端を1/4カットしてあり、 カット部は刃の役割をして相手材をけずって行く。 [相手材] 主に薄鋼板及び厚板(5mm以下)、樹脂、硬質ゴムに適している。 |
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3種(C型) |
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[特徴] ピッチが1種、2種より細かく、小ネジと同じになっていて、先端がしぼってある。 ピッチが細かい ので大きいトルクで締めつける必要がありますが、 振動する箇所などには緩み難いので最適です。 C0タイプと呼ぶ。 [相手材] 主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適している。 2種タッピンより厚板に対応できる。 |
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3種溝つき(C1タイプ) |
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[特徴] 先端がテーパになっており、3種タッピンの先端を1/4カットしてある。 カット部は刃の役割をして、相手材を削っていく。 板厚物はねじ込みトルクが大となるので溝付の方が良い。 C1タイプ [相手材] 主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適している。 2種タッピンより厚板に対応できる。 |
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4種(AB型) |
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[特徴] 先端がとがっているタッピンネジで、ネジピッチ、外径等は2種と同じです。 市場にはあまり出回っていない。 ねじ込み性が良く、相手の穴探りにも便利です。 1種と 2種の特徴を兼ね備えたねじです。 タッピンねじの中で 最も新しく追加された形状です。 [相手材] 主に薄鋼材及び厚板(5mm以下)、非金属、樹脂、硬質ゴムに適している。 |

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このエントリーのカテゴリ : ねじについて
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Author:katsukiss
有限会社勝木製作所と申します。
オーダーメイドのボルト屋です。火力発電、原子力発電、LNGプラントに使うバルブ用のボルト、ナット製作をはじめ、機械部品や、半導体装置に使う小ネジ、ワッシャーなども製作しております。特殊鋼(ニッケル、ハステロイ、インコネル、チタン材質等)のボルト、ナット製作が得意です。すべての製品にミルシート(材料試験成績書)を発行できます。
御用命、お問い合わせは下記のホームページまで
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おかげさまで、今 分かりました。ありがとうございます。
ご訪問ありがとうございます。
お役に立ててなによりです。
これからもお役に立てるような情報を載せれるようがんばります
特殊鋼メーカーの日立金属さんの話は良く聞きます。
某転造工具メーカーが日立さん嫌いで、外国のメーカー
が日立さんのものを採用して、市場でまけかかっている
とか、なんとかいろいろ聞けます。